この日のテーマは「職人が愛するSAKE」。全国の料理人たちから支持を集める、日本酒の“本物”が揃います。
「引き立て役」ではなく「最高の相棒」として食卓を彩る、そんな酒たち。繊細な和食はもちろん、ジャンルを超えた料理とのマリアージュも楽しめるラインナップです。
味わいはもちろん、造りの姿勢や哲学にも共鳴されてきた酒たちを、この機会にぜひ体験してみてください。
出展酒蔵とその個性
楽器正宗(合名会社大木代吉本店/福島県)
軽やかで華やかな香りと、綿あめのような甘みが特徴。アルコール度数は低めで、食中酒として抜群の親和性を誇る。どんなジャンルの料理ともスッと寄り添う優しさが魅力。
雪の茅舎(株式会社齋彌酒造店/秋田県)
“吟醸造りの名手”として知られる蔵。雑味のないクリアな味わいと、旨みの乗った芳醇な酒質は、料理の輪郭を邪魔せず、むしろ引き立てる。和洋問わず、幅広い料理人に愛されている。
出羽桜(出羽桜酒造株式会社/山形県)
「吟醸酒ブームの火付け役」。香り高く上品ながら、米の旨みも感じられる絶妙なバランス。定番の「桜花吟醸酒」は、食卓を華やかに演出しつつ、繊細な料理にも寄り添う。
天狗舞(株式会社車多酒造/石川県)
山廃仕込みの代表格。力強い酸と旨みが特徴で、濃厚な味わいの料理とも好相性。素材の味を引き立てつつ、余韻をしっかり残す「プロ好み」の一本として料理人に評価されている。
常山(常山酒造合資会社/福井県)
地元福井の料理店から厚い信頼を集める蔵。凛とした飲み口、きれいな酸味、そしてキレの良さ。白身魚の刺身や天ぷらなど、繊細な和食との相性はまさに絶品。
磯自慢(磯自慢酒造株式会社/静岡県)
日本酒界の最高峰の一角。芳醇でありながら透明感を併せ持ち、寿司職人をはじめとした和食の匠たちから高評価を得ている。繊細な料理との相乗効果はまさに芸術の域。
松の司(松瀬酒造株式会社/滋賀県)
「米の味を活かす」ことにこだわり抜いた蔵。自然な旨みと上品な酸が料理と美しく調和する。特に近江牛などの肉料理との相性は、食通たちの間でも定評あり。
美丈夫(有限会社濵川商店/高知県)
高知の食文化とともに育った一本。シャープな飲み口にほんのり果実味があり、カツオのたたきや青魚などとの相性は抜群。キレが良く、料理の後味を損なわない。
司牡丹(司牡丹酒造株式会社/高知県)
土佐の料理文化に根差した「料理と一緒に飲むための酒」。軽やかでドライ、でもふくよかな余韻を持ち合わせる。高知の食文化=酒の文化を体現したような一本。
東一(五町田酒造株式会社/佐賀県)
佐賀・嬉野の名酒。「透明感のある旨口」が特徴で、米の甘みと香りを感じながらも、余韻はすっきり。和食はもちろん、現代的な創作料理にも絶妙にマッチする逸品。
料理と酒の“相棒関係”を体験する一日
「職人が愛するSAKE」は、単なる美味しさを超えた“相性”の世界。
繊細な料理を邪魔せず、引き立て、そして豊かにする。
その絶妙な距離感と調和こそ、料理人たちが信頼する理由。
この日は、まるで名バイプレイヤーのように、料理に寄り添う酒が集結。
日本酒の真価を味わうなら、まさにこの日です。
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